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(3)かかない
かゆいところをボリボリとかくことは、湿疹を悪化させる最大の原因です。かくことによって、かゆみはいっそう強くなり、「かゆみ→かく→湿疹の悪化→かゆみ→かく→湿疹の悪化 」と、悪循環がおこります。

・「空気の乾燥」は、もともとのドライスキン状態をさらに増強させ、かゆみの大きな原因となりますので、冬場などはとくに乾燥に対するケアが重要です。

・毎日、「石けんでゴシゴシ」洗いすぎると、セラミドがさらに少なくなり、乾燥してかゆくなります。風呂上がりには、保湿剤を塗っておくといった配慮が必要です。

・「汗」をかいてそのままに放置しておくと、発汗の刺激でかゆくなることがあります。高温環境や、厚着・布団のかけすぎなどにも注意が必要です。

・「衣類」、とくに毛のセーターや毛布などによるチクチク感も、本人にとってはかゆみと感じられることもあります。避けたほうが賢明です。

・「勉強しなさい」と親からガミガミいわれると、皮膚がかゆくなるという中学生もいます。これなどは「ストレス」からくるかゆみで、心身をリラックスさせないことにはよくなりません。

ドクターズ メッセージ

アトピー性皮膚炎を「難病」とするマインドコントロールが多くの患者さんにまでおよんでいるように感じます。その結果、どこかに治癒させてくれる夢のような治療法がないかと、どこまでもさまよい歩く「青い鳥シンドローム(症候群)」が、患者さんたちに蔓延しています。

(1)清潔と保湿のスキンケア、(2)ステロイド外用薬の適正使用、(3)「かかない」の3点を中心としたいわゆる「ふつう」の治療で、アトピー性皮膚炎のコントロールが可能であることを、患者さんや、そのご家族に伝えたいと願っています。

「アトピー性皮膚炎治療の“青い鳥”は、身近に存在する」−これがすべての患者さんに対する私のメッセージであり、変わらぬ信念です。

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