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おねしょを科学的に治して/タイプ別に治療
朝起きると、布団に大きな「世界地図」。ついわが子を叱ってしまった・・・。こんな経験はありませんか?おねしょは、普通は成長とともに自然に治ります。ただ、6歳ごろになっても続いているようだったら、卒業を早める対策を考えると良いでしょう。
かつては、おねしょと言えば親のしつけの問題、子供の情緒的な問題とされてきました。それが現在では科学的に解明され、「夜尿とは、夜眠っている間につくられる尿量が、膀胱にためられる尿量より多いために膀胱があふれてしまう状態」であることがわかりました。 そしてこれには2つのタイプがあり、一晩の尿量が多すぎる場合を「多尿型」、膀胱のためが少なすぎる場合を「膀胱型」、両方重なっているのを「混合型」と言います。どちらかによって対応も変わってきます。
「多尿型」と「膀胱型」
「多尿型」か「膀胱型」かを見分けるには・・・
多尿型か膀胱型かを見分けるには、紙おむつと古い計量カップを用意し、次の方法でおこないます。

1) まず、寝る前にトイレに行き、紙おむつを着けて寝ます。
2) 0時、3時、6時の3回、おむつの重さをはかります。
3) 朝6時に起こして排尿させ、尿量を計量カップではかります。 これに、紙おむつ尿量(0時、3時、6時の合計)を加えることによって、「一晩の夜間尿量」を算出します。

【多尿型】は、一晩の夜間尿量
 
体重(kg)×睡眠時間(時間)×0.9ml
 6歳(20kg)・・・20×9×0.9=160ml以上
 8歳(25kg)・・・25×9×0.9=200ml以上
 10歳(30kg)・・・30×9×0.9=240ml以上

 *いずれも睡眠時間を9時間とした場合

【膀胱型】は、1回の夜間尿量(おねしょの量)
 
年齢×20ml
 6歳・・・6×20=120ml以下
 8歳・・・8×20=160ml以下
 10歳・・・10×20=200ml以下
 
それぞれの原因は?
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尿量には日内リズムがあり、夜間には日中の60%以下に減ります。これは脳下垂体から出る抗利尿ホルモンの働きによるものですが、このホルモンの分泌調節機構の発達が遅く、一晩の尿量が膀胱のためを上回ってしまうのが「多尿型」の原因です。
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「多尿型」と「膀胱型」
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一方、膀胱のためを決めるのは膀胱の出口の尿道括約筋で、この筋肉を収縮させて排尿を抑制しますが、この機能の成熟が遅く、膀胱の容量が小さいために尿があふれてしまうのが「膀胱型」です。このタイプでは、昼間のためも少ないことがほとんどです。
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「多尿型」と「膀胱型」
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タイプに合わせた治療・訓練法を
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「多尿型」なら、水分の摂取を朝と昼は多くし夜は少なくするといった水分コントロールが必要になります。このタイプの子どもは、夜間のおしっこの量を調節する抗利尿ホルモンの分泌が少ないので、それを補う点鼻薬も効果があります。多尿型は、生活指導や薬物療法の効果が現れやすく、早期に治る傾向があります。

一方、「膀胱型」は、膀胱の容量を大きくするトレーニングが主となります。学校から帰った後、1日1回、尿をできるだけがまんすると良いでしょう。(年齢+2)×25ml、たとえば8歳なら250mlくらいためられるといいですね。ただ膀胱はすぐには大きくならず、即効性のある薬もありません。このタイプは、多尿型よりも治療に根気が必要です。
 
とくに治りづらいのは、どのような場合ですか?
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夜尿症は医療機関の指導のもと、1・2年治療をすればたいていは治ります。たまに「膀胱型」のなかに「解離型」という特殊なタイプがあって症状がなかなか改善されない子どもがいます。

「膀胱型」は、夜間だけでなく昼間も膀胱容量が小さいことがほとんどですが、この「解離型」というのは、昼間がまんした時の膀胱容量は年齢相応なのに、夜間だけ膀胱のためが少ないタイプのことを言います。夜間睡眠中、膀胱に異常収縮が頻回に起こって排尿してしまうのが原因とされています。それでも最近の研究からアラーム療法などによって根気よく治療をすれば、時間がかかるだけで最後には治ることが分かってきました。夜尿症は途中であきらめずに、正しく治療を続けることが大切です。
外来治療について
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当院のおねしょ外来の初診受付は完全予約制となっております。
予約は、毎週火曜日と金曜日(祝祭日・年末年始は除く)の14時〜16時にお電話で受付までお願いいたします。
電話: 0463-94-2111(内線5625・高木)
受付時間: 火・金曜日 14:00〜16:00(祝祭日・年末年始は除く)
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