薬学生の方へ JA神奈川県厚生連伊勢原協同病院

薬学生の方へ

薬学生の方へ　～薬局長からのメッセージ～

伊勢原協同病院　薬局長

庭木　宏

伊勢原協同病院薬局ホームページをご覧いただきありがとうございます。
当院は神奈川県湘南西部医療圏に位置する地域中核病院です。地域医療の中心的役割を担う病院だからこそ、薬剤師として多職種の職員とともに、チーム医療のなかで豊富な知識と幅広い経験を積むことができる環境があります。

当院薬局では「すべての患者さんのために安心・安全で質の高い、高度な専門性を持った薬剤業務を行うこと」を基本理念に掲げています。近年、医療の高度化およびチーム医療推進に伴い、薬剤師業務は多様化、複雑化し、より専門性が必要になっています。当院では、がん化学療法、緩和医療、感染制御、糖尿病、栄養管理など専門知識を有した薬剤師が質の高い医療を提供し、チーム医療に大きく貢献しています。

また、薬剤師の知識向上のため，各種学会に参加および研究成果を発表し、教育や研究にも力を入れています。信頼される薬剤師として日々成長できる様、働きがいのある職場環境作りを目指しています。

就職を希望される薬学生・薬剤師の方は、随時病院見学を受付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

伊勢原協同病院で、薬剤師としてのキャリアをスタートしてみませんか？

発表年月日	題名	発表者	発表先（学会・掲載誌名）
2022/10/29～30	ポリファーマシーを解消し、腎障害の改善を認めた1例	望月丈裕	第16回日本腎臓病薬物療法学会学術集会・総会
2022/9/23～25	中小病院のDI業務をどう工夫しているのか？	大庭理寛	第32回日本医療薬学会年会シンポジウム　～病棟薬剤業務とSociety5.0のDI業務とは～
2022/8/20～21	当院における院外処方箋疑義照会簡素化プロトコルの運用について	保坂圭哉	病院薬剤師会関東ブロック第52回学術大会
2022/8/20～21	当院における連携充実加算算定開始に向けた取り組み	髙橋早紀	病院薬剤師会関東ブロック第52回学術大会
2022/8/20～21	当院におけるセフトリアキソンの使用動向調査と今後の課題	遠藤さゆり	病院薬剤師会関東ブロック第52回学術大会
2022/7/1～2	緩和ケアチーム活動の現状と課題	山本美智子	第27回日本緩和医療学会学術大会
2022/5/31～6/1	ポリファーマシーを解消し、食欲不振と腎機能障害の改善を認めた1例	望月丈裕	第37回日本臨床栄養代謝学会学術集会
2022/1/29～30	医薬品情報（DI）の視点から見た病院に必要な医療情報システム	大庭理寛	第43回日本病院薬剤師会近畿学術大会
2021/10/9～10	当院血液内科におけるリツキシマブ後発品切りかえにおける有用性と安全性の検討について	山本美智子	第31回日本医療薬学会年会
2021/10/6～27	カルバペネム耐性腸内細菌科細菌に対してコリスチンで改善した一症例	川崎聡子	第70回日本農村医学会学術総会
2021/9/25	コロナ禍における病院薬剤師版バランスト・スコアカード作成に向けた新たな試み	庭木宏	第18回日本医療バランスト・スコアカード研究学会学術総会
2021/8/28～29	薬剤師のよる骨粗鬆症患者の在宅自己注射製剤導入に対する取り組み	秋山奈七子	病院薬剤師会関東ブロック第51回学術大会
2021/7/17	エドキサバン拒薬の服薬アドヒアランス向上に貢献した一例	酒井あさひ	第79回関東農村医学会学術総会
2021/6/27～28	医薬品標準コードの種類と臨床活用における問題点	大庭理寛	第23回医薬品情報学会
2021/3/27～29	吸入指導における薬薬連携と今後の課題について	塚本綾	日本薬学会第141年会
2020/11/18～22	薬剤師・医療情報技師（HIT-Pharmacist）に対する現状調査2020-第3章　病院システムについて-	大庭理寛	第21回日本情報学会学術大会
2020/10/31～11/1	持続性GLP-1受容体作動薬デュラグルチドによる薬剤性肝障害が疑われた一例	大庭理寛	日本病院薬剤師会関東ブロック第50回学術大会
2020/10/31～11/1	当院呼吸器内科における免疫チェックポイント阻害剤の使用状況調査	加藤洋介	日本病院薬剤師会関東ブロック第50回学術大会
2020/8/9～10	疼痛マネジメントが困難であったFOLFIRI+aflibercept治療中の大腸がん患者に対しメサドン、ヒドロモルフォン併用にて疼痛コントロールを実施した一例	山本美智子	第25回日本緩和医療学会学術大会
2020/1/12	VCM使用者に対する腎機能低下防止に対するASTの取り組み	平松健人	第18回かながわ薬剤師学術大会
2020/1/12	当院における「特定薬剤治療管理料2」取得に向けた取り組みについて	高根沢直子	第18回かながわ薬剤師学術大会
2019/10/17～18	メトロニダゾールゲルにより長期にわたり局所コントロールが良好であった乳がん患者の一例	山本美智子	第68回日本農村医学会学術総会
2019/6/29～30	当院薬局におけるDI検索システムの利用状況調査	大庭理寛	第22回日本医薬品情報学会総会・学術大会
2019/1/30	当院薬剤師による処方代行入力業務に関する調査	氏家久美子	第17回かながわ薬剤師学術大会
2018/11/23～25	当院における腎機能に応じた薬物治療への薬剤師の介入調査と業務改善へ向けた検討	望月丈裕	第28回日本医療薬学会年会
2018/10/20～21	パーサビブを導入し、一時休薬するもパラトルモンインタクトの改善を認めた一例	望月丈裕	第12回日本腎臓病薬物療法学会学術集会・総会2018
2018/6/30～7/1	伊勢原協同病院におけるプレアボイド報告の変遷と傾向調査	大庭理寛	第21回日本医薬品情報学会総会・学術大会
2018/5/25～27	再発乳がん多発骨転移に対するメサドンによる疼痛管理にヒドロモルフォンのレスキューが有効であった一例	山本美智子	第23回日本緩和医療学会学術大会
2018/5/24～26	後期ダンピング症候群患者にカナグリフロジン水和物を投与しFGMで効果を評価し得た１例	塚本綾	第61回日本糖尿病学会年次学術集会
2018/1/14	レブラミド、ポマリストの適正使用に対する外来・入院の運用方法について	望月咲	第16回かながわ薬剤師学術大会
2017/9/30～10/1	レグパラからパーサビブへ変更しパラトルモンインタクトの改善を認めた1例	望月丈裕	第11回日本腎臓病薬物療法学会学術集会・総会2017
2017/8/26、27	下肢整形外科手術後に処方されるエドキサバンの適正使用について	加藤洋介	日本病院薬剤師会関東ブロック第47回学術大会
2016/10/28	Mohs軟膏処置により局所コントロールが良好となった乳がん患者の1例	山本美智子	第65回日本農村医学会学術総会
2016/9/18	乳がん患者のEC療法における持続型G-CSF製剤の有用性について	山本美智子	第26回日本医療薬学会年会
2016/8/27	当院循環器内科におけるトルバプタンの有効性と安全性調査	望月丈裕	日本病院薬剤師会関東ブロック第46回学術大会
2016/6/4、5	当院におけるDI検索システムを利用した医薬品情報提供の現状	大庭理寛	第19回日本医薬品情報学会総会・学術大会

がん化学療法認定薬剤師

Q.何年目に取得しましたか？: 5年目です。
Q.取得するきっかけは？: 2人に1人ががんになる時代であり、今後、がん患者さんと接する機会が増えると考えました。
その時に、お役に立ちたいと思い認定を取りました。
がん化学療法の分野は薬剤師の活躍できる分野であり、認定を取得している先輩みたいになりたいと思いました。
Q.資格をいかしてどのような活動をしていますか？: 安全な薬物治療が行えるようにレジメンの作成を行っています。また、医師と治療方針を一緒に考えたり、患者さんへ薬物療法の説明を行っています。
Q.就職を考えている方に一言: 当院では、自分の興味のある認定取得に向けて全力でバックアップしています。私も3ヶ月間他施設で研修させていただきました。学会発表、認定取得等いろいろなことに挑戦できる職場です。

緩和薬物療法認定薬剤師

Q.何年目に取得しましたか？: 7年目です。
Q.取得するきっかけは？: もともと患者さんの苦痛を緩和する緩和ケアに興味があり、知識を深めたかったこと、がん化学療法認定薬剤師を目指している間に、認定制度ができたことをきっかけに両方の資格取得に挑戦しました。
Q.資格をいかしてどのような活動をしていますか？: 当院はケアチーム加算は算定できていませんが、緩和ケア委員会でチームを結成し、週1回各病棟をラウンドして緩和ケアを必要とする患者さんの症状緩和に対するアドバイスを行っています。また、緩和ケア病棟担当薬剤師として病棟活動を行うとともに他の薬剤師の緩和ケアに関する相談も受けています。

抗菌化学療法認定薬剤師

Q.何年目に取得しましたか？: 20年目です。
Q.取得するきっかけは？: ICTとして活動していたことと、病棟業務においてどの病棟でも抗菌薬の知識は必要となるので、知識を向上させる目的で取得しました。
Q.資格をいかしてどのような活動をしていますか？: 当院では抗菌薬適性使用支援加算を取得しているため、すべての特定抗菌薬を使用している患者さんを早期からモニタリングし、投与量、投与方法、培養結果等から抗菌薬の適性使用に対する支援を行っています。また、医師や他の薬剤師などからの問い合わせにも対応しています。

日本糖尿病療養指導士(CDEJ)

Q.何年目に取得しましたか？: 3年目です。
Q.取得するきっかけは？: 産婦人科病棟担当となり、GDMに触れて糖尿病に興味を持ち、現代の国民病と言われる糖尿病を深く学びたいと思ったことがきっかけです。
Q.資格をいかしてどのような活動をしていますか？: CDEJとは、糖尿病治療に大切な自己管理を患者に指導する医療スタッフのことであり、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士が取得できる資格です。神奈川県のCDEJ数において、当院のCDEJ数は5番目に多く、湘南地区においては、2番目に多い人数となっています。当院では、医師や他職種からなる病院職員やCDEJの連携・協力により、糖尿病教室や世界糖尿病デーイベントを開催し、地域の方に向けた啓蒙活動を行っています。
Q.就職を考えている方に一言: 私はCDEJの一員としてチームに参加し、他職種のスタッフと共に日々楽しく業務に励んでいます。薬学生の方も、既に薬剤師免許を有している方も伊勢原協同病院に就職し、さらにはCDEJ取得に名乗りをあげて、共に薬局を！病院を！盛り上げてもらえれば嬉しいです。お待ちしております。

医療情報技師

Q.何年目に取得しましたか？: 9年目です。
Q.取得するきっかけは？: 医薬品情報室担当者として、多数の医薬品における添付文書情報をすべて利活用するためには、医療情報システムと情報処理技術に関する知識が必要と思い、学会で目に留まったこの資格を取得しようと思いました。また、診療情報管理に関して適切に理解すること、ドーピングに関する専門的な知識を習得することで、医薬品情報室担当者としてさらに幅広い活動ができると考え診療情報管理士、公認スポーツファーマシストの資格も取得しました。
Q.資格をいかしてどのような活動をしていますか？: 情報システム委員会に参加したり、薬局部門システム、医薬品情報システムの運用管理や、電子カルテシステムをはじめとする薬品マスタ管理を行っています。また、医薬品の適性使用と適切な保険請求のため、医師や事務スタッフと連携を密に行っています。

病院全体について

出身大学はどこですか？: 東京薬科大学、昭和薬科大学、昭和大学、北里大学、帝京大学、日本大学、千葉大学など様々な大学から採用しています。
薬局の構成について教えてください。: 男性8名、女性15名、3名の事務員で構成されています。
中途採用やパートの方も働いています。
学会発表の機会はありますか？: 各学会で発表できる体制を整えています。
過去の学会発表内容はこちら
どの様な資格をもった薬剤師が働いていますか？: がん薬物療法認定薬剤師、緩和薬物療法認定薬剤師、抗菌化学療法認定薬剤師等がいます。
詳しくはこちらをご覧ください。
▶ 認定者の声

見学、採用試験について

病院見学はどのように申し込めば良いですか？: 直接病院にお問い合わせください。0463-94-2111
病院見学の時期は決まっていますか？: 随時受け付けています。
採用試験はどのように行われますか？: 適正試験、小論文、面接、書類選考等があります。

勤務について

勤務時間について教えてください。: 平日：8：30～17：00、土曜日：8：30～12：30
残業はどれくらいありますか？: 月に2～3回1時間程度残り当番があります。
日、当直はありますか？: 日直は半年に2～3回程度あります。日直の場合振替休日が付与されます。
当直は月に1～2回程度あり、翌日の8時30分までの勤務になります。
休日はどの程度ありますか？: ＜休日＞
日曜日、祝日、第1・3・5土曜日、年末年始（12月30日～1月3日）
月1日指定休日（変則週休2日制）
※日当直が入る場合があります。

＜休暇＞
年次有給休暇、リフレッシュ休暇（初年度年間3日、次年度以降年間6日）、慶弔休暇他
出産・育児休暇はとれますか？: 取得できます。実際に出産、育児休暇中の職員もいます。