不妊症の有病率は約10%といわれ、10組に1組のご夫婦が不妊症で苦しんでおられます。患者様ご夫婦は周囲の人々に十分な相談ができず、また相談してもなかなか理解が得られなくて苦しんでおられます。私たちは不妊症診療に際して、診断・治療レベルの充実はもちろんのこと、一人一人に対する心情面の配慮も必要だと考えています。
不妊症の原因は多岐にわたります。その3大原因は排卵因子、卵管因子、男性因子とされていまが、原因が見出されない原因不明不妊の場合も少なくありません。不妊症診療は最初に系統的な検査を進めさせていただき、不妊原因を診断します。検査結果をよく検討して、患者様に十分説明し一緒に考え、方針をよく理解していただいたうえで治療を開始します。
不妊症の治療法には、タイミング指導、排卵誘発療法、人工授精、腹腔鏡検査などの一般的な治療方法と体外受精・胚移植、凍結融解胚移植などの高度生殖医療があります。患者様の不妊原因、年齢、これまでの治療歴などを検討して、治療方法を選択していきます。妊娠という結果に近づけるよう患者様と共に努力してまいりたいと思います。 |