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今、日本人女性の30人に1人が乳がんにかかるといわれ、増加傾向は衰えを見せていません。しかし、乳がんは、早期発見・早期治療をすれば、治癒率が非常に高いのです。
自己検診に加え、マンモグラフィ(乳房撮影)、超音波検査といった画像診断が、早期発見に威力を発揮します。
乳がんは早期発見・早期治療が何より大切です。知識と行動が、あなたを守ります。
■  自己検診を習慣にしましょう
乳がんは体の表面に近い場所に発生するため、自分でも見つけることができます。画像診断を受けていても、集団検診などで視触診を受けていても、月に1度の自己検診を習慣にしてください。定期的に自己検診をしていると、乳房に異常が起きたとき、すぐわかるものです。 8〜9人に1人が乳がんになると言われるアメリカでは、高校生のときから健康保持の習慣として自己検診を勧めています。ポイントは、しこりや乳頭の異常分泌がないかどうか確認することです。
 
●浴室で
入浴時など、皮膚がぬれているときに行います。その方が手がするするとすべりやすいからです。手に石鹸がついているとさらに良いでしょう。範囲は鎖骨から腋の下、乳房、乳房の下までです。調べる乳房の反対側の手指を揃え、指の腹で軽く押すように、くまなくすべらせます。しこりや、硬いこぶがないかどうかチェックします。(指先でつままないようにしましょう)
写真:分娩室
 
●鏡の前で
腕を高くあげて、ひきつれ、くぼみ、輪郭の変化がないかどうか、乳頭のへこみ、湿疹はないか、乳首をつまんだとき分泌物がないか、念入りに観察します。また、両腕を腰にあてて、しこりやくぼみがないか観察します。
写真:分娩室
 
●横になって
仰向けになり、調べる側の乳房の下に枕かバスタオルを当て、腕を頭の後ろに置きます。浴室でのと同様に同じ範囲を調べます。ここでも乳首をつまんで分泌物の有無を確認します。(乳首をあまり強く、くり返しつままないようにしましょう)
写真:分娩室
画像診断を受けてみましょう
マンモグラフィでの検診はこんなふうにします。
乳房にできる病気はがんの他にもありますが、ほとんどをマンモグラフィで見つけることができます。しこりとしてふれない初期の乳がんも発見できます。 乳房は柔らかい組織でできているために、マンモグラフィという専用のX線撮影装置を使用します。 検診は、上半身裸になり、乳房を左右片方ずつ斜め60度で撮影します。施設によっては上下方向にも圧迫して撮影します。よい画像を撮るためには、樹脂の板で乳房を挟み、均一に圧迫し、広げることが大変重要となります。もしとても強く痛みを感じるようでしたら、撮影に当たる診療放射線技師に申し出てください。撮影自体は5分程度で終わります。

※当院では平成20年4月から、新たなマンモグラフィが稼動します。従来の機器に比べ、より精度が高く、撮影時間も大幅に短縮されます。
写真:分娩室
超音波診断装置での検診はベッドに横になって行います。
マンモグラフィの他に、超音波診断装置を使って検査を受けることもあります。 ベッドに横になり、乳房に超音波のとおりをよくするためのゼリー状の液体を塗り、超音波を出す器具(プローブ)を当てて、乳房から返ってくる超音波を画像に変換し、その断面を見ます。この検査は、超音波担当の技師や担当の医師が行います。検査時間は10分程度で、痛みなどはまったくありません。マンモグラフィと組み合わせることによって、検出率・診断率がアップします。
写真:分娩室
乳がん検診Q&A
Q: 自己検診はいつすればよい?
A: 生理が始まって1週間後、乳房が柔らかい状態のときに行ってください。閉経後の方は、毎月の最初の日など、自分で日を決めて行います。
   
Q: 画像診断は安全?
A: マンモグラフィは、X線被曝がありますが、その量はごくわずか。まったく心配はいりません。ただし、妊娠中の方、妊娠の可能性がある方は、必ず事前に申し出てください。
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