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睡眠時無呼吸症候群の治療
■ 大腸内視鏡検査について
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は先端に高性能CCDがついた細い管を肛門から挿入し、大腸全体(直腸、S状結腸、下行結腸、横行結腸、上行結腸、盲腸)及び小腸の末端を観察する検査です。
貧血・腹痛・下痢・便秘・血便などの原因となる大腸ポリープや炎症性腸疾患、大腸がんを直視下に観察することで、重症度や異型性を診断、さらには組織を採取し病理学的確定診断を可能にします。
大腸内視鏡検査により、大腸がんを早期発見できるだけでなく、良性のうちにポリープを切除することで大腸がんを未然に予防することもできます。
20年前は1−2時間かかり危険性も高い検査でしたが、この10年で著しく進歩し外来で安全にできる検査になりました。
内視鏡写真
■ 大腸がんは確実に増加しています
女性の臓器別がん死亡率は2005年から“大腸がん”が第一位、男性でも2009年から第3位に上昇しています。
予防が一番大切ですが、確実な予防法がないため定期健診そして早期発見がなによりも大切となります。
そして、最近増加しているメタボの人は、大腸がんの発生率が高いといわれています。

【主な部位別がん死亡率の推移】

大腸内視鏡
〈図を拡大表示する〉

(注)肺がんに気管、気管支のがんを、子宮がんに子宮頸がんを含む。    
   大腸がんは結腸と直腸S状結腸移行部及び直腸のがんの計。    
   2009年は年計(概数)
(資料)厚生労働省「人口動態統計」

■ 大腸がん検診について

従来の会社の検診で行われているのは便潜血検査です。そもそも、便潜血とは、何なのでしょうか?基本的には、読んで字のごとく、便に血が潜んでいる状態です。
検査法としては、近年、ヒトの血液に含まれるヘモグロビンという物質を免疫学的にチェックする方法が用いられることが一般的です。
よって、この検査が示す事実は、「採取した便の検体の中 に、ヒトの血液が混じっている可能性が非常に高い」ということです。

■ 便潜血陽性になる疾患

便潜血検査は大腸がんの発見を主に目的とされていますが、便潜血が陽性になる疾患は、他にも色々とあります。比較的若い方にも多いのが、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患と呼ばれるものです。これらは、明らかな血便として出ることも多いのですが、便潜血陽性で発見される例も少なくありません。
また、上部消化管(胃、十二指腸、小腸)からの出血でも検出されることもあります。 また、大腸の壁に憩室ができ、そこが炎症を起こすことで出血する場合もあります。痔核のような肛門に近い良性の疾患でも、当然陽性になることがあります。
特に注意しなければならないのはまだ良性と考えられる大腸ポリープからの出血によって便潜血陽性が見つかる例が多い事です。大腸ポリープは、5o以下ではほとんどが良性ですが、直径が5oを超えると、一部ががん化し始めるという報告もあり、発見した場合には放置せず、きちんとした検査と治療を行っていくことが大切です。
一方大腸がん自体の陽性率は、進行癌で90〜95%、早期癌で40〜60%程度であり、診断精度にやや問題があることも頭においておかなければなりません。

大腸内視鏡検査以外の大腸検査

注腸X線検査(肛門からバリウムを入れる検査)は大腸内視鏡検査よりも安価で安全な検査ですが、いわば「影絵で判定する」方法なので、小さな病巣や平坦な病変は発見が難しいだけでなく、少量の便が残っているだけで、ポリープとの判別が困難で、結局は大腸内視鏡検査が必要となってしまうことが多いです。
また、最近CT内視鏡検査という3DCTによるバーチャル内視鏡検査が一時、話題となりましたが精度が(特に小さな病変、平坦な病変で)内視鏡と比べると注腸検査と同様に劣り、病変があれば結局内視鏡検査をうけなければ治療を出来ません。
一方、大腸内視鏡検査は「じかに大腸の粘膜を見る」方法なので、微細な病変も発見でき、同時に組織採取(生検)もできます。
また、病変があればその場で治療(ポリープやがんの内視鏡的切除)が可能です。

当院での無痛大腸内視鏡検査
大腸は、一直線ではなく、曲がりくねり、重なり合う管腔臓器であるために内視鏡を挿入するためには、専門的な高度なテクニックが必要で、医師個人の力量、経験、症例数が問われる検査です。
当院、外科外来では経験豊富な医師が電子スコープを使い、鎮静剤の注射で、ウトウトする程度の軽く眠った状態で苦痛がない様に検査を施行するので、とても楽に検査が出来るようになっています。(希望があれば完全に眠った状態でも検査は可能です。)
また、内視鏡挿入中に使用する腸を膨らますための空気は腸からの吸収が良い炭酸ガスを使用するため、検査後のお腹の膨満感は普通の空気を使用するものと比べてかなり軽減されます。鎮静剤を使用しても検査後少し休んで帰宅することが出来ます。(ただし車の運転はお控えください。)
また、当院は検査用の入院ベットを常に確保している総合病院ですので、治療もその場で行えることはもちろん、遠方の方や御高齢の方は希望入院での検査も可能です。
また、手術適応がある病変が認められれば、消化器外科への紹介やその他の必要な検査も円滑に行うことが可能です。
大腸内視鏡検査の流れ
[1] 検査の前に外科外来に来院して頂きます。 安全に検査を行うため、感染症の有無や全身状態の把握が必要なので、採血やレントゲン検査を施行します。 前処置薬を処方致します。
 
[2] 検査前日、普通に食事は摂れますが、こんにゃく類・海藻類・きのこ類・根菜類・ごま・いちご・キウイなどの小さな種のあるものは避けて下さい。就寝前に錠剤の下剤を内服する場合があります。
 
[3] 大腸の中の排出物を除くため、当日の朝食と昼食は摂れません。のどが乾いた時は水やお茶のみ摂取可能です。午前7時からより洗腸剤(2g)を服用して頂きます。
 
[4] 検査中鎮静剤を投与しなかった場合はすぐに帰宅出来ます。投与した場合は、検査後30分〜1時間程度当院で待機して頂きます。
※鎮静剤を投与しての検査の場合、お車での来院はご遠慮下さい。
 
[5] 特に処置をしなかった場合は水分・食事はすぐに摂れますが、処置をした場合、アルコールや刺激物は出血の原因になるので一定期間の摂取は避け、腹部に負担のかかるような激しい運動は控えて下さい。入浴もシャワーで済ませるようにして下さい。
大腸内視鏡検査の危険性・偶発症について
大腸内視鏡検査・ポリープ切除などの内視鏡的処置には、感染、出血(頻度はおよそ1%)や穿孔(腸に穴があくこと:頻度はおよそ0.1%)などの偶発症があります。
これらの偶発症は大きいポリープ切除や、他に糖尿病、炎症性腸疾患などの併存疾患を患っている方に多い傾向にあるます。
これらの説明を理解・納得して検査を予約する時に、検査同意書に署名をして頂きます。
万が一、感染、出血、穿孔などがおきた場合は、当院に入院して治療します。場合によっては、緊急手術が必要となることもあります。
この場合の入院治療に必要な医療費は患者さんの負担となりますのでご了承ください。
検査費用
では、大腸内視鏡検査を行うには、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
検査のみで何も問題がなければ保険適用の3割負担で7,500円前後となります。
ただし、実際にはこの費用に加えて初診料や診察料などの費用もかかりますので10,000円程度となります。
また、大腸内視鏡検査によりポリープなど腫瘍が見つかった場合、よほど大きなポリープでなければ、その場で切除した方が再び検査を受けなくて済み経済的にもお得になります。
その場合には追加でもう1万円くらいの費用負担となります。
ですので、おおよそ、20,000円前後と見ておけば問題は無いかと思います。
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