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こんなときどうするの? 〜こどもの病気とその対応〜『おう吐-家庭での食事療法』
 
『すこやか』2008年3月号に掲載
伊勢原協同病院 小児科
医員 康井 洋介
毎年、11月頃から4月頃まで、嘔吐と下痢を主症状とするウイルス性の胃腸炎が流行します。胃腸炎の治療においては、胃腸薬も大切ですが、家庭での水分補給と食事療法がもっとも重要です。今回は、家庭での食事療法についてお話致します。
吐きはじめから3時間
この間は吐き気が強いので、飲ませたり食べさせたりしないで、胃腸を休ませてあげて下さい。飲ませたり食べさせることにより、胃腸の動きが活発となりおう吐が激しくなることがあるからです。

吐き気が落ち着いたら
最初は15〜20分おきに、大さじ1-2杯ずつ少量の水分を与えます。お子さんが、欲しがるだけの量を飲ませると、再び吐いてしまう可能性がありますので、少しずつ与えることが重要です。飲水を開始して、1〜2時間吐かなければ、一回に飲む量を増やして構いません。

水分がしっかり取れるようになったら
吐き気がなくなり、食欲が出てきたら、母乳、薄めたミルク、野菜スープ、りんごのすりおろしたものなどのお食事を始めましょう。その後は、下痢がなく、食欲が良好で有れば、4〜5日かけて、普段の食事に戻していきましょう。

こんな場合は早めに受診を
 1、吐き続けて、少しずつにしても水分が取れないとき。
 2、ぼんやりして反応が鈍いとき。
 3、吐いたものが赤かったり緑だったりするとき。
 4、イチゴジャムのような赤いうんちが出るとき。
 5、機嫌がよくなったり悪くなったりを繰り返すとき。


家族にうつらないようにするために
胃腸炎は、吐物や便を通じて家族に簡単にうつります。吐物や便が付いた衣類等は、漂白剤に30分つけることで感染力をなくすことができます。吐き気がなくなった後も、胃腸炎患者の便からは,1週間ほど、ウイルスが排泄されるため、トイレの消毒、うがい、手洗いに努めて下さい。


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