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体外受精・胚移植(IVF-ET)
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■胚の凍結保存

体外受精を行い複数の初期胚が得られた場合、日本産科婦人科学会では、移植胚数を原則として3個以下とすることを会告で求めているため、移植されず余った胚(余剰胚)が発生することがあります。
この余剰胚を凍らせて液体窒素の中で保存(胚凍結)し、新しい周期にとかして移植(融解胚移植)することが可能です。1983年に体外受精胚を凍結保存したのちに患者に移植し妊娠例が報告され、1984年には出産例が報告されています。凍結胚の利用によって、患者様の負担が軽減され、採卵周期あたりの妊娠率を向上させることができます。また1回の移植胚数を減らすことで、多胎妊娠の防止にも役立ちます。また卵巣過剰刺激症候群や子宮内環境不良などの理由で新鮮胚を移植することが不適当な場合、すべての胚を保存して、その後の自然周期やホルモン補充周期で移植することもできます。液体窒素中では胚は半永久的に保存可能ですが、胚の保存期間は3年と決めさせていただいています。凍結胚による先天性異常の割合は、非凍結胚の場合と変わらないことが報告されています。しかし出生児の長期予後も含め、まだ判明していない点もあることをご了承ください。
胚の凍結保存を行う際には受精卵凍結保存に関する同意書を作成いたします。

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