●レーザー治療の手順
(1)肥大した内腺を大きくくり抜く
前立腺の組織は、尿道の左右(左葉・右葉)、および人体下側(中葉)から、それぞれ内側に向かって肥大するため、HoLEPは「ホルミウム・ヤグレーザー」を照射し、内腺と外腺との境目に入り、内腺のみを核出します。核出された3つの前立腺組織は一度、膀胱内に移動させます。
(2)細かく組織を裁断して排出
肥大した前立腺組織の核出が終わると、モーセレーターという機器を用いて、膀胱内に移動させた前立腺組織の核出片を細切し、吸引しながら体外に排出します。モーセレーターは先端が細い管になっており、尿道から膀胱まで挿入し、先端の小さい穴から核出片を吸引します。
(3)カテーテルを留置
核出した前立腺組織をすべて体外に排出すると、モーセレーターを取り、尿路の確保や保護、止血のために尿道カテーテルという管を挿入します。尿道カテーテルは、血尿がほぼなくなった日に抜去されるのが一般的です。
前立腺肥大を「グレープフルーツ」に例えると、実にあたるのが腫れている前立腺となり、従来のTUR−Pでは、グレープフルーツの実に切り込むため、果汁すなわち出血が多くなります。しかしHoLEP術では、グレープフルーツの実をかたまりとして皮から剥ぎ取るため果汁が出ない、つまり出血が少なくなります。 |