さい帯血バンク

さい帯血バンク

さい帯血バンクにご協力を!

当院では、平成11年からさい帯血バンクへの協力・支援をはじめ、多くの実績と成果をあげています。

全国の「さい帯血バンク」へ提供

これは赤ちゃんが生まれて、へその緒を切った後に、胎盤側に残ったへその緒から採血し、全国に6拠点ある「さい帯血バンク」に提供して、難病や重い血液疾患(再生不良性貧血、白血病など)の治療に役立てていこうというものです。現在までに、全国で10,000件を超えるさい帯血が実際の移植に用いられました。


あと産に時間がかかったり、処置がおろそかになることはありません。

さい帯からの採血は2~5分、赤ちゃんが生まれた後、胎盤が娩出するまでに終了、通常の産後処理にはまったく影響がありません。また、安全なお産が最優先、さまざまな処置が必要とされるときには、採血はただちに中止します。なお、同意書・問診票・家族歴調査などにあらかじめサインして、分娩のための入院時に、ご持参ください。

  • ※当院が参加している組織は、厚生労働省の指導に基づいて日本赤十字社が支援業務を行う全国の公的さい帯血バンクであり、民間のさい帯血バンクとは、一切関係がありませんので、ご注意ください。

さい帯血バンクって何?

胎盤やさい帯を流れている血液に造血幹細胞がたくさん含まれていることが確認されたのは1974年のことです。造血幹細胞とは、赤血球や白血球などの血球を造る細胞です。重い血液疾患(再生不良性貧血、白血病など)の場合には、この造血幹細胞を移植することが治療上必要となります。このような患者さんには、かつては骨髄幹細胞移植しか手段がありませんでした。しかしながら、1989年に骨髄移植のかわりにさい帯血を用いた治療が行われ、以後、さい帯血幹細胞移植が注目されるようになったのです。

さい帯血は、移植したときの免疫反応が少ない、より幼若な幹細胞が含まれており治療効果が高いなどの長所がありますが、なによりも採取するときに提供者の苦痛がないことが利点です。赤ちゃんが生まれて臍(へそ)の緒を切ったあとに、胎盤側に残ったへその緒から採血しますので、赤ちゃんはもちろん、お母さんの痛みもまったくありません。胎盤が娩出されるまでの時間に通常は終了し、普通の産後の処置にもまったく影響はありません。

当院で採取されたさい帯血は、現在日本赤十字社によるバンクでHLA(白血病の血液型)などの検査を受け、冷凍保存されています。全国の病院で幹細胞移植が必要な患者さんが発生した場合には、インターネットなどを通じて適合さい帯血の照会が行われます。

当院では東海大学さい帯血バンクの協力病院として、事業が開始された当初より採取を行ってきました。当院からは、これまでにおよそ1,500件のさい帯血が移植用に保存され、うち198件(平成26年8月現在)が実際の移植に用いられました。平成26年造血細胞移植推進法が施行され、現在は全国で6カ所のさい帯血バンクで事業が行われています。HLAの適合率は、何千分の一なので多数のさい帯血を保存しなければなりません。ですから、当院でお産をなさる方に、ご理解とご協力をいただければと思います。この施設がさらに増え、難病に苦しむ多くの患者さんが救われるよう願っています。

造血幹細胞移植情報サービス