病院長挨拶

病院長挨拶

伊勢原協同病院 第9代 病院長

鎌田 修博(かまた みちひろ)

 令和2年7月から伊勢原協同病院の病院長を拝命しました。
 伊勢原協同病院は、昭和43年に伊勢原町立国保病院からJA神奈川県厚生連に経営移管され、以後50年以上もの間、地域医療の中核を担ってきました。そして、医療の高度化及び療養環境向上のため、平成26年8月に現在地に移転新築し、地域の皆様に安全・安心な医療を提供できる環境が整いました。

 このような歴史に裏付けられた伊勢原協同病院は、伊勢原市と周辺地域に根差し、地域の皆様に支えられた病院であることを忘れてはならず、また、「一人は万人のために、万人は一人のために」という協同組合の精神に基づき「患者さんにやさしい病院」であることを基本理念として全職員が職務に邁進しています。

 この地域にあって、将来の人口動態の変化も見据えながら、中核病院である東海大学病院が隣接しているので、当院には医療機関の役割分担が求められています。地域のニーズに対応すべく、病院移転の際には急性期病棟に加えて回復期病棟、緩和ケア病棟を新設しました。大学病院は超急性期の重症患者やより専門的、先進的な治療を必要とする複雑な病態に対して三次医療を行います。当院は地域支援病院として、近隣、周辺の医療施設との連携を重視しながら、より身近な外傷や疾病に対して、各医師が専門性を十分に発揮した上でかつチーム医療により強力で総合的な力を発揮します。二次救急病院として年間3000件以上の多くの救急患者を積極的に受け入れていく診療体制を構築しました。また、在宅医療への支援や保健医療との連携による予防医療も行ってまいります。

 診療体制として特に医師のマンパワーにも恵まれている消化器系疾患、小児・周産期医療、整形外科を中心に最新かつ大学病院にも引けを取らない専門的な治療を実施しています。また、救急医療を専門とする医師を配置し力を入れています。

 このような医療を展開するために、病診連携、病病連携、訪問看護・介護施設・在宅医療との連携、そして救急隊との良好な連携を何より重視しています。

 最後になりましたが、何といっても来院される方々に支えられての病院です。職員一丸となって患者さんから信頼・愛され、選ばれる病院になれますよう一層の努力をして、地域の皆さんの期待に応えてまいります。ご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。


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