地域医療支援病院の役割

地域医療支援病院の役割について

地域医療支援病院とは

伊勢原協同病院は、2019(令和元)年11月20日付で、神奈川県知事より医療法に基づく「地域医療支援病院」としての承認を受けました。
「地域医療支援病院」とは、かかりつけ医等との適切な役割分担と連携を図り、地域医療全体の充実を図ることを目的とした制度で、「地域医療支援病院」としての能力を備え、設備や診療機能について一定の要件を満たした、地域医療の中核となる病院が都道府県知事より承認されます。
当院は、これまで、地域の医療機関(かかりつけ医等)からの紹介患者さんをより多く受け入れ、患者さんの病状が安定した後は、かかりつけ医で診察していただくなど、地域の医療機関との連携強化に努めてまいりました。
今後とも、地域のかかりつけ医等を支援するとともに相互協力体制のもと、地域の皆様にとってより安心・安全な医療の提供になお一層努めてまいります。


地域医療支援病院の主な承認条件

  • 病院の規模としては、原則としてベッド数が200床以上の病院であること
  • 初診患者数に占める他の医療機関からの紹介患者数の比率が50%以上であること。また、初診患者数に占める他の医療機関への紹介患者数(逆紹介患者数)の比率が70%であること。
  • 地域医療機関に対して医療機器やベッドを開放して共同利用を提供すること
  • 地域医療機関従事者に対する研修会を開催すること
  • 地域に必要な救急医療を提供すること
  • 運営にあたっては、病院職員以外の委員による継続審議を受けること 等

当院の取り組み

地域医療の第一線を担っていただいている「かかりつけ医」との連携をさらに充実させるため、次の取り組みを行っています。

登録医制度

患者さんの病状にあった継続性のある医療を切れ目なく行うため、当院と医療連携している地域の医療機関の先生方(かかりつけ 医)のことです。
現在、当院では、地域の医師会から170を超える医療機関にご登録いただいており、その一覧を1階エントランスホールおよび病院ホームページに掲示しております。
限られた医療資源の中で、地域の医療機関がそれぞれの役割に応じた質の高い、そして効率の良い医療提供を行うべく、当院では患者さんの紹介・逆紹介や、高度医療機器の共同利用などを推進しています。
また、登録医制度に参加していただいている「かかりつけ医」との意見交換を定期的に行うとともに、登録医の一層の拡大を図っています。


症例検討会等の実施

「かかりつけ医」との連携を強化するため、定期的に症例検討会等を開催しています。


かかりつけ医をもちましょう

当院では、1階の地域医療連携室内に、紹介・逆紹介の窓口として「かかりつけ医カウンター」を設置し、担当職員が地域の医療機関の情報提供を行っています。また、登録医毎に紹介チラシを作成し地域別にラックに配架することで、患者さんが手にとって分かりやすいように配慮しています。

かかりつけ医カウンター

登録医紹介チラシ

かかりつけ医をもちましょう


  • 高度な検査や入院治療が必要になった場合、当院へ紹介。
  • 症状が安定した患者さんは、紹介元のかかりつけ医をはじめ地域の医療機関に紹介します。

初診時には、かかりつけ医の紹介状をご持参ください



当院をご利用いただく皆様に是非ご理解・ご協力をいただきたいこと

当院は、かかりつけ医からの紹介患者さんや救急患者さんを優先的に受け入れることになっています。
初診の際は、できるだけ紹介状をご持参くださるようお願いいたします。
今後も、紹介型病院を目指し、さらに湘南西部地域の医療を支援してまいります。

  • ※地域医療支援病院に関する詳細は、当院「地域医療連携室」にお問い合わせください。