緩和ケア病棟の紹介

緩和ケア病棟の紹介

「緩和ケア」とは

緩和ケアとは、がんなどの生命を脅かす病気を抱える患者さんやご家族の生活の質の改善を目的として、患者さんが「その人らしく生活していくこと」を支援するために、様々な専門職とボランティアがチームを組んで提供するケアです。

「緩和ケア病棟」とは

緩和ケア病棟は、緩和ケア内科医が主治医となり、看護師、薬剤師、臨床心理士、栄養士、理学療法士、ソーシャルワーカー、ボランティアなどの様々な職種が協働し、患者さんとご家族のつらさを和らげ、患者さんがその人らしく生活していけるように支援する病棟です。がんの患者さんを対象とし、化学療法や放射線療法などの「がんと闘う治療」は行わず、身体のつらさを和らげるケアを積極的に行います。

身体のつらさが和らぎ、患者さんやご家族が希望された場合は、退院し自宅で療養することも目指します。その場合は、在宅医療や福祉サービスと調整を行い、患者さんやご家族が不安なく自宅で療養できるように、地域の医療機関と連携していきます。


1.緩和ケア病棟の基本方針

  • がんによるつらい症状を和らげることを目的とした治療を行います
  • 患者さんが「その人らしく」過ごせるように支援を行います
  • 患者さんやご家族が、大切な時間を少しでも安楽に過ごせるように、
    院内外の多職種と連携し支援を行います

2.緩和ケア病棟の紹介

  1. 病室

    院内独立型の建物で全室個室の14床です。日当たりが良く、全ての部屋が新緑が豊かな小高い丘「やすらぎの森」に面した静かな環境です。
    病室はテレビ・冷蔵庫・トイレと、差額室料部屋にはお風呂も完備され、患者さんとご家族に「自宅にいるような空間」を提供したいと考えられた、ゆっくりくつろげる造りになっています。さらに、各部屋にはバルコニーがあり、身体がつらいときはベッドのまま外に出ることもできます。

    病室の特徴
    差額室料のない部屋 差額室料部屋(税込13,500円)
    • 約10.5㎡
    • テーブル
    • 約16.25㎡
    • テーブル
    • 洗面台(洗面台用椅子)
    • トイレ
    • 洗面台(洗面台用椅子)
    • トイレ
    • 冷蔵庫
    • 冷蔵庫
    • 椅子
    • 移動可能なリクライニングチェア
      (フルフラットになり簡易ベッドとして使用可能)
     
    • 浴室
    • 有料テレビ(テレビカード1枚1,000円)
    • 無料大型テレビ
     
    • 再生用DVDプレイヤー無料貸し出し
      (日数制限有)
     
    • 状態に関わらず、希望時の付き添いが可能
      (人数制限有)

  2. ラウンジ

    病棟中央には、明るい日差しが差し込むラウンジがあります。患者さんやご家族が語らうだけでなく、お花見や七夕・クリスマスなど月1回のイベント開催の場にもなります。


  3. やすらぎの湯

    寝たまま入浴することが出来る介護浴槽があります。

  4. 家族室

    ご家族が宿泊できるお部屋です。患者さんによっては、ご家族が付き添うことで、つらさが和らぐ場合があります。そのようなときは、患者さんと一緒にお部屋で過ごして頂くことができます(医師の許可が必要です)。しかし、大勢のご家族が一緒に付き添うことは難しいので、3名以上の方が付き添う場合は家族室のご利用を許可しています。(有料で寝具の貸し出しも行っています)

  5. キッチン

    患者さんやご家族が調理出来るキッチンがあります。

フロア案内 をクリックすると写真をご覧いただけます。

病棟入口 外観 外観 ラウンジ テラス 面談室 廊下 廊下 廊下 廊下 廊下 デイコーナー 病室 差額ベット病室 外観 やすらぎの湯 キッチン ベンチ

3.緩和ケア病棟の入院について

  1. 入院の対象となる患者さん

    現在の主治医が、当院の緩和ケア病棟入院対象基準を全て満たしていると判断し、入院判定会議で入院の適応があると判定された患者さん


    入院対象基準

    1. がんの診断が確定している
    2. がんによる身体や心のつらさが軽減せず、自宅や施設等での生活が困難である
    3. がんに対する積極的治療が困難、もしくは患者さんやご家族が積極的治療を希望していない
    4. 患者さんとご家族が、緩和ケア病棟への入院を希望している
    5. 患者さんとご家族が当院緩和ケア病棟の基本方針について理解し、同意をしている
    • ※意識障害等で患者さんご本人の意思が確認できない場合は、ご家族による代理意思を考慮してよい

    入院対象とならない患者さん

    1. 上記1〜5を満たしていない
    2. 大声を出す・暴力行為を行う等、他の患者さんの入院生活に悪影響を与える
    3. 病気に対する継続的な治療を望んでいる
    4. 人工透析(血液透析もしくは腹膜透析)を必要とする
    5. 人工呼吸器を必要とする

  2. 入院までの手順
    1. 入院相談外来の予約を取る

      相談外来受診には、紹介元医療機関からの連絡、予約取得が必要です。現在の主治医の先生にご相談下さい。

      【相談外来予約枠】 月曜日・火曜日・水曜日
    2. 必要書類を作成する

      所定の用紙で「緩和ケア病棟入院相談外来情報提供書」と、患者さんまたはご家族が記入する「緩和ケア病棟入院申込書」の2種類をご用意下さい。記入漏れのないようにお願い致します。

      必要書類は、相談外来予約日の1週間前までにFAXでお送り下さい。

      • 緩和ケア病棟入院相談外来情報提供書 PDF Word
      • 緩和ケア病棟入院申込書 PDF Word

      【FAX送信先】

      伊勢原協同病院 地域医療連携室

      FAX番号 0463-93-9615

      ※番号のお間違いにご注意ください


    3. 入院相談外来を受診する

      地域医療連携室までお越しください。外来診察室までご案内致します。相談外来は緩和ケア内科医が担当致します。受診される方は、患者さん、もしくはご家族でも構いませんが、キーパーソン(※)の方は必ずご来院下さい。

      • ※キーパーソンとは、患者さんのことを精神的・経済的に一番支えてくださる方で、医師や看護師からの病状説明や日常生活のことなどを、患者さんと共に聞いたり決断していただける方のことを指します。
      • ※追加資料や画像検査、血液検査などのコピーとともに、書類の原本も入院相談外来当日に、ご持参ください。

      【相談料】 1回 6,000円(税別)


      内容・・・
      1. 必要書類と病歴・経過の確認
      2. 疾患に対する理解度の確認
      3. 当院緩和ケア病棟の基本方針に対する理解度の確認
      4. 当院緩和ケア病棟の説明(見学はできません。写真で説明させて頂きます)
      5. 入院に際しての必要事項の確認(がんと闘う治療は望まない など)
      6. 医療費に関する説明(基本定額、差額ベッド料金)
      7. 入院待機期間と期間中の対応
      8. 有料部屋・無料部屋の希望の確認
      9. 入院希望の最終確認(相談外来日から1週間以内まで可)
      10. 入院判定後の連絡方法とその後の対応
      11. その他
    4. 入院判定会議で判定される

      緩和ケア内科医や緩和ケア病棟師長により、入院の可否について判定会議を行い、厳正に審査させて頂きます。

    5. 判定後の手順

      判定会議終了後、紹介元医療機関の担当者の方へ判定の結果をご連絡致します。その後、ベッドが確保できましたら、ご連絡致します。連絡が取れなかった場合は、次の方に連絡を取らせて頂く場合もございますので、ご了承下さい。入院待機中は現在の主治医の先生に患者さんの管理をお任せしております。また、症状や状態の悪化がみられても、緊急入院はできません。

伊勢原協同病院

〒259-1187 伊勢原市田中345

TEL:0463-94-2111

FAX:0463-93-9615