○脊椎手術は、すべての脊椎レベルに及び、疾患では椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、頚髄症、脊椎すべり症、靭帯骨化症などが多く、上位頚椎、胸椎部疾患のほか腫瘍などには顕微鏡、モニタリング、CUSA など使用し対応しています。

○関節手術では、リウマチや変形性関節症の患者さんに対し人工関節手術、骨切り術等を、スポーツ外傷による膝半月板損傷、靭帯損傷に対しては関節鏡視下手術を、反復性膝蓋骨脱臼に対しては、内側膝蓋大腿靭帯の再建術を行っています。

○大腿骨頚部骨折に対しては骨接合術、人工骨頭置換術を行っています。また、術後疼痛緩和として麻酔科医による持続硬膜外ブロックがなされ、輸血には自己血輸血の配慮をするなど患者さんに優しい医療に努めています。

○手の外科は、外傷を中心に骨折、腱損傷、神経損傷など専門性の高い分野の治療も行っています。各分野とも年々手術症例も増加し、ここ数年は年間900～1,000件の手術を行っています。今後も脊椎手術、人工関節などの手術症例数の増加が期待されます。

当院整形外科は、公益社団法人日本整形外科学会が実施するデータベース事業 Japanese Orthopaedic Association National Registry （JOANR）の手術・治療情報データベース事業に参加しています。

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