外科

食道・胃・十二指腸

当院における食道癌治療 は早期の表在型食道癌に対しては消化器内科とも連携・協力し、内視鏡による治療(内視鏡的粘膜下層剥離術:ESD)を行っています。進行食道癌に対しては病期に応じて手術、化学療法(抗癌剤治療)、化学放射線療法(近隣施設と連携)を組み合わせた集学的治療を行い、根治を目指した治療を第一に行っております。手術に関しては、日本でも有数の食道癌治療の実績のある慶應義塾大学病院と連携し胸腔鏡手術を積極的に行っており、2019年度は全手術症例を胸腔鏡手術で行っております。胸鏡腔手術は従来の開胸手術よりも術後の肺合併症が少なく、早期に社会復帰が可能など患者さんにとってメリットの多い低浸襲治療です。


胃癌治療 は治療方針が多様化しており、診断から治療まで専門的な知識と経験が必要です。当院では、日本消化器内視鏡学会指導医3名のもと、より正確な診断が可能であるNBI(Narrow Band Imaging)拡大内視鏡検査による診断を行っています。早期胃癌に対しては消化器内科医と連携・協力し内視鏡的治療(ESD)を積極的に施行しています。内視鏡的治療適応外の早期胃癌に対しても、腹腔鏡下手術による低侵襲な治療を行っています。
進行胃癌や胃全摘の対象となる胃癌に対しても、内視鏡外科学会技術認定医を含むチームで患者さんの病気の進行度に応じて3D腹腔鏡下手術を適応し、2019年度からはより多くの患者さんに腹腔鏡下手術が行われるようになりました。
化学療法(抗癌剤治療)や血管新生阻害剤、免疫療法などの治療等に関しても、県下でも有数の症例経験数を有しております。


食道胃接合部癌 は欧米では頻度が高く、食生活の欧米化やピロリ除菌によって日本でも増加傾向と言われています。食道と胃のつなぎ目にできる食道胃接合部癌は、以前は腹部食道癌や胃癌(噴門癌)として治療が行われていましたが、独立した疾患として扱われています。腫瘍の位置や大きさ、組織型によって治療法が異なり、患者さんの病気の状態に応じて最適の治療方針を提供します。


GIST
(胃粘膜下腫瘍)
は比較的頻度の少ない病気ですが、手術療法や分子標的薬による化学療法など専門的知識が必要です。リンパ節転移が稀な疾患で腹腔鏡手術、もしくは腹腔鏡・内視鏡合同手術(LECS) による低侵襲治療を当院では行っています。当院はLECS研究会の世話人も務めています。病理検査結果により再発リスクが高い場合は、術後に分子標的治療薬等を推奨しています。


良性疾患
 
食道裂孔ヘルニアや逆流性食道炎、食道アカラシアなどの機能性疾患で内科治療による改善が乏しい患者さんに対して腹腔鏡手術を行っております。



<外来診察>

火曜日午前   気賀澤 悠

土曜日午前   気賀澤 悠