外科

大腸・小腸

腹腔鏡下大腸手術

この手術は炭酸ガスでお腹を膨らませたのち、おへそからカメラ(腹腔鏡)を挿入し、おなかの中の様子をモニターに映し出し、腸管の切除やリンパ節の摘出を行います。
拡大した鮮明な画像を見ながら手術を行うため、開腹手術では見えにくかった細かい血管・神経まで見えて緻密な手術操作が可能です。腹腔内操作を終えたあとに病変を3-4cmの小さな創から取りだします。
開腹手術と比較して、出血量が少ないこと、術後の痛みが少ないこと、腸の回復も早く、食事が早くからとれます。入院期間も短く、早期社会復帰ができることなどが利点です。

ただし、腹腔鏡手術は、開腹手術と比較して技術的難易度が高く、技術の施設間格差も大きく、ガイドラインにおいても十分な手術技術の習熟度が重要と記されています。

当院では20年超の腹腔鏡下大腸癌手術経験を有する、日本内視鏡学会技術認定医が常勤し専門性の高い治療に取り組んでいます。


後遺症の少ない直腸癌治療

直腸癌手術は専門医に治療された場合、一般外科医と比較し、根治性・機能温存・合併症などの成績が有意に優れていることが示されている領域です。
専門医でないと難しい手術:肛門機能温存手術=内肛門筋切除術(ISR)の実績を当院は有し、永久人工肛門の多くを回避することが可能となっています。
また、直腸術後の縫合不全対策に関しても全国学会で良好な成績の報告を行っており、人工肛門造設を最小限としています。
なお、外科治療は手術だけでなく、術後管理も予後の為に重要です。低位前方切除後症候群といわれる、直腸癌術後後遺症の対策も積極的に治療を行い良好なQOL対策を行っています。
病気が治ることは当然大事なことですが、元気に退院していただくことを念頭に、計画的な治療を行っています。


専門医による抗癌剤治療(化学療法)

日本がん治療認定医機構がん治療認定医を有し、ガイドラインに準じて行っています。分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害薬などの新薬も導入しています。治療薬の進歩により、当初、切除が困難と判断された腫瘍も根治的治療が行える症例も多くなっています。

当院外来化学療法室では、長時間の化学療法でも快適に過ごせる、一人一人のスペースを広く確保ししています。放射線治療は東海大学医学部付属病院放射線科・平塚市民病院等と連携し、適切な治療を行っています。