外科

乳腺(外来案内)

乳腺疾患について

乳腺疾患には、悪性疾患の乳がんをはじめに乳腺症、乳腺線維線腫症、乳管内乳頭腫、乳腺炎などの良性疾患があります。


乳がんについて

日本人女性の全がん罹患率のなかで乳がんは1位となっており、現在では日本人女性の約11人に1人が乳がんに罹患するといわれています。40~50代を中心とした比較的若い女性に多く、日本では死亡率、罹患率ともまだ年々増加しています。しかしながら未だに乳がん予防法は解明されておらず、早期発見、早期診断、早期治療が重要となっています。


乳腺外来では

 1.   乳がん検診で異常を指摘されて要精査となった方の2次検診

 2.   自己検診でしこりを触れた方や異常を感じた方の精密検査

 3.   人間ドックで異常を指摘された方の精密検査

                    などを行っています。

乳腺診療の基本は、視触診マンモグラフィー(MMG)、乳房超音波検査(US)です。
MMGは乳房のレントゲン検査で、腫瘤と石灰化からがんをみつける優れた検査です。残念ながら欠点もあり、最近では医療ドラマでもMMGでの高濃度乳腺(デンスブレスト)の問題がとりあげられていました。乳腺組織が多い方はMMG検査のみで異常なしと診断するのは難しいことがあります。腫瘤があればそのほとんどをUSで映し出すことができ、大きさや形、硬さや周囲との境界面の様子などから診断します。当科ではMMGとUS検査をあわせて診断するようにしています。画像検査で発見された病変はUSガイド下に細い針を差し込んで細胞を取り出す穿刺吸引細胞診や太めの針を差し込んで腫瘍の一部を取り出す針生検を行い、組織学的な診断を行います。その他、必要に応じて乳腺MRI検査やCT検査、骨シンチグラフィー検査などを組み合わせ、正確かつ迅速な診断を心掛けています。

乳がんの治療について

乳がんの治療は手術療法薬物療法放射線療法の3本柱が治療の基本とされています。
手術療法では、根治性と美容性の両立が重要であり、当科では乳房温存手術およびセンチネルリンパ節生検を積極的に行っております。しかしながら、術中迅速病理検査でリンパ節や断端が陽性の場合、速やかに腋窩リンパ節郭清や追加切除または全摘に移行します。

薬物療法には抗がん剤療法、分子標的治療、免疫チェックポイント阻害薬、ホルモン剤治療など、病状に応じて日本乳癌学会のガイドラインを参考に外来で行っております。

放射線治療は手術の後に再発予防目的で行われる場合があります。放射線治療につきましては東海大など近隣医療機関と連携しています。

水曜外来に東海大学乳腺外科の新倉教授、今年度からは火曜外来には女性医師である横山梢先生が加わり、東海大学と連携して診療を行っています。


<外来診察>

月曜日午前・午後          柏木浩暢

火曜日午前       横山梢

水曜日午前           新倉直樹

木曜日午前(予約制)   飯尾宏

金曜日午前        柏木浩暢