医療技術部
リハビリテーション室
基本方針
- 患者さんやご家族個々の要望に応えることのできるリハビリテーションサービスを目指します。
- 研修会・勉強会に積極的に参加し、専門的知識・技術の習得に努め、質の高いリハビリテーションサービスを提供します。
- 急性期病院としての役割を担うため早期からのリハビリテーションを行うとともに、回復期病棟も併設し、在宅や地域社会への復帰も援助できるよう、リハビリテーションを進めていきます。
- 医療チーム全体として患者さんの社会復帰を目指し、地域の医療機関・福祉施設等と連携することにより、適切なサービスの提供に努めます。
リハビリテーション室の役割・機能
- 急性発症や手術後の患者さんに対しては、早期から積極的にリハビリテーションを行うことにより、日常生活動作能力の向上を図り、早期の自宅復帰、社会復帰を目指します。
- 急性期治療を経過し病状が安定した後、継続的なリハビリテーションが必要な患者さんに対しては、回復期病棟にて在宅あるいは介護施設等への退院を目的とした、集中的なリハビリテーションを実施します。
- 退院後も機能回復が見込まれ、継続的なリハビリテーションが必要な患者さんに対しては、外来リハビリテーションでのフォローアップやホームプログラムの指導を行います。
- 担当医師・看護師・医療ソーシャルワーカー等との充実した協力体制や、地域の医療機関や福祉施設等との連携を図ることにより、患者さんに合わせた最適なサービスを提供します。
施設基準
運動器リハビリテーション(Ⅰ)
脳血管疾患等リハビリテーション(Ⅰ)
廃用症候群リハビリテーション(Ⅰ)
呼吸器リハビリテーション(Ⅰ)
心大血管リハビリテーション(Ⅰ)
がん患者リハビリテーション
(令和8年5月現在)
スタッフ
医師(リハビリテーション専門医):4名
理学療法士:30名
作業療法士:15名
言語聴覚士:3名
クラーク:1名
医師事務補助者:1名
(令和8年5月現在)
職種別の経験年数
業務概要
理学療法(Physical Therapy:PT)

病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した方に対し、運動機能の維持・改善を目的に、ストレッチや筋力強化、起居動作や歩行を中心とした動作訓練などを行います。
患者さん一人ひとりに合った治療プログラムを立案し、運動機能の回復や日常生活活動の改善を図り、最終的にはQOL(生活の質)の向上を目指します。
また、運動・動作の専門性を活かし、福祉用具の適用相談、住宅改修相談も行います。
作業療法(Occupational Therapy:OT)
身体・精神機能に障害のある方に対し、関節を動かす、筋力をつけるなどの機能訓練、日常生活で必要な食事や更衣動作、家事動作の練習を行う日常生活動作訓練、高次脳機能障害による集中力・記憶力・判断力・理解力の低下に対する評価・訓練を行うことで、日常生活動作向上や社会復帰を目指します。また、趣味活動や生きがいといった“その人らしさ”を求めたリハビリテーションを行います。
当院での作業療法の主な対象は、腕や手の骨折などの整形疾患、脳卒中などの脳血管疾患が中心です。必要に応じて、退院後の生活環境に合わせた福祉用具や自助具の紹介、家族指導を行い安心して自宅へと退院できるよう支援をしています。

言語聴覚療法(Speech Therapy:ST)

主に「食べ物がうまく飲み込めない」、「むせる」などの嚥下障害に対する摂食嚥下訓練、脳損傷後に合併することが多い「呂律がまわらない」、「言いたい言葉がうまく出てこない」という言語障害に対する言語訓練、「ものを忘れる、覚えられない」、「落ち着きがない、待てない、集中できない」、「左のものに気づかない」等記憶・注意障害、無視等の高次脳機能障害に対し、記憶・認知訓練、日常生活技能訓練等を行っております。
回復期リハビリテーション病棟

心身機能の回復を通じて、患者さんの家庭・社会復帰を支援することが役割です。多くの医療専門職がチームを組み、退院後の生活の場で必要となる能力を獲得するために患者さんにあったプログラムを作成し、集中的なリハビリテーションを実施します。
方針
退院後の生活を見据えた良質なリハビリテーションを提供し、適切な時期での退院支援を行う
目標
- 生活機能および心身機能の適切な評価と治療の実施
- 多職種と患者家族間で連携を取り、退院後の生活を見据えた目標共有を図る
実績
令和6年度疾患別診療実績
当院における疾患別リハビリテーション取り扱い件数をご案内します
1.依頼科別割合
| 脳血管リハ | 廃用症候群リハ | 心大血管リハ | 運動器リハ | 呼吸器リハ | がん患者リハ | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4月 | 2,683 | 73 | 189 | 2,933 | 842 | 326 |
| 5月 | 2,603 | 54 | 149 | 3,100 | 593 | 260 |
| 6月 | 2,506 | 92 | 168 | 3,006 | 534 | 369 |
| 7月 | 2,396 | 206 | 153 | 3,327 | 843 | 422 |
| 8月 | 2,259 | 122 | 112 | 3,033 | 802 | 383 |
| 9月 | 2,618 | 106 | 98 | 2,584 | 948 | 396 |
| 10月 | 2,478 | 338 | 124 | 3,080 | 893 | 455 |
| 11月 | 1,681 | 326 | 92 | 2,674 | 760 | 339 |
| 12月 | 2,243 | 268 | 140 | 3,188 | 947 | 299 |
| 1月 | 2,127 | 292 | 153 | 3,035 | 1,053 | 293 |
| 2月 | 1,903 | 253 | 197 | 2,784 | 936 | 240 |
| 3月 | 2,129 | 346 | 218 | 2,783 | 835 | 342 |
| 合計 | 27,626 | 2,476 | 1,793 | 35,527 | 9,986 | 4,124 |
3.疾患別リハビリテーション料の件数割合
認定資格取得状況
心臓リハビリテーション指導士:3名
地域認定理学療法士:2名
管理運営認定理学療法士:2名
脳卒中認定理学療法士:2名
呼吸認定理学療法士:2名
運動器認定理学療法士:1名
認定作業療法士:1名
回復期セラピストマネージャー:1名
介護支援専門員:14名
3学会合同呼吸療法認定士:10名
腎臓リハビリテーションガイドライン講習会:7名
臨床実習指導者講習修了:31名
ACLSプロバイダー:1名
INARSプロバイダー:1名
ICLSインストラクター:1名
ICLS研修:11名
BLS研修:18名
ISLS(脳卒中初期診療)講習会修了:1名
神奈川DWAT登録研修修了:6名
BEHELP標準コース修了:1名
JIMTEF災害医療ベーシックコース修了:1名
がんのリハビリテーション研修:29名
生活行為向上マネジメント研修修了:2名
福祉住環境コーディネーター取得者 2級:15名、3級:2名
日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士:2名
成人片麻痺基礎講習会修了者:3名
成人片麻痺上級講習会修了者:2名
地域包括ケア推進リーダー:8名
介護予防推進リーダー:8名
かながわ介護予防・健康づくり運動指導員:3名
認知症ケア指導管理士:1名
認知症ケア専門士:3名
認知症ライフパートナー2級:3名・3級:2名
神奈川県医療従事者向け緩和ケア研修会修了:4名
介護福祉士:2名
ホームヘルパー2級:3名
Basiピラティスインストラクター・マット指導者資格:1名
新リンパ浮腫研修:3名
アクティビティインストラクター:1名
フレイル対策推進マネージャー:6名
MTDLP基礎研修修了:2名
福祉用具選定士:1名
医療安全管理者養成研修修了:1名
骨粗鬆症リエゾンマネージャー:3名
心電図検定3級:1名
スポーツ医学検定1級:2名
神奈川県糖尿病療養指導士:1名
LSVT LOUD:1名
臨床実習指導者研修:25名
腰痛運動療法セラピスト:1名
健康経営アドバイザー:1名
中級パラスポーツ指導員:1名
ジャパンハートクラブ認定トレーナー:1名
日本医学英語検定 応用級〔3級〕:1名
公認心理士:1名
医療福祉学研究科 修士課程修了:1名
(令和8年5月現在)
地域交流(文化祭・地域リハビリテーション支援事業など)
〇文化祭(11月頃開催)
地域の方々に病院を知ってもらう機会を作り、地域住民との交流を図ります。リハビリテーション室では、身体機能チェックなどを行います。

〇地域リハビリテーション支援事業(随時開催)
市役所や社会福祉協議会からの委託を受け、介護予防教室や車いす体験授業・介護認定審査会などへの講師派遣を行っています。

教育関連報告
地域密着・地域完結のリハビリテーション医療を目指し、質の高いサービスが提供できるよう知識および技術の向上に力を注いでいます。外部講習・研修会参加への支援や、科内勉強会、さらには近隣病院との合同勉強会を開催し、地域での交流も図っています。




































